手術後2～3年すると、10人に1人の割合で後発白内障になることがありますが、レーザー治療で10分くらいで治療できます。

なるべく裸眼で遠方重視される方が多いですが、最近は多焦点レンズも使用できるため眼鏡が殆ど必要なく生活できます。

手術方法、検査に変わりはありません。特に安全性についても日帰りで十分可能な手術であり、最近は日帰りで手術される施設が増えています。

緑内障があっても白内障手術は受けられます。白内障手術により緑内障が改善する場合があります。

目の使いすぎと緑内障の進行は、関係ありません。
閉塞偶角緑内障では細かいものを見続ける作業などを行うと眼圧が上がり、発作を起こしやすくなりますが、原発開放隅角緑内障や正常眼圧緑内障では気にする必要はないでしょう。

必ずしも禁煙しなければならないというわけではありません。
しかし、タバコは神経に対してあまり良い影響を与えません。緑内障に限らず、健康のためにはタバコを吸っていて良いことは何もありませんから、これを機会に禁煙・節煙を始めてはいかがでしょうか。

緑内障治療で、普段の生活で気をつけなければならないことはほとんどありません。
また、ジョギング程度の運動では、眼圧を下げることもわかっています。 ただし、ネクタイなどで首をきつく絞めすぎたり、逆立ちのように頭を下にしたり、力んで頭に血がのぼるようなことをしたりすると、眼圧も高くなりますので注意しましょう。

水でもアルコール類でも、空腹時に短時間で大量の水分を取るような極端なことをしなければ、日常生活で水分を特に控える必要はありません。
また、アルコール自体には眼圧を上げる作用はありません。ただし度数の強いお酒を長期間飲んでいると、視神経に良い影響を与えません。眼圧や緑内障とは直接関係がありませんが、注意するようにしましょう。

原発性の緑内障（原因のわからない緑内障）は両目に起こる病気です。
左右の目の緑内障の進行具合を見ながら、良い方の目を大事にするように心がけましょう。 また、閉塞偶角緑内障で片目に発作を起こしている場合は、もう片方の目にはレーザー手術を行うなど、発作を防ぐ治療を受けることが大切です。続発性の緑内障（病気やケガ、薬剤などが原因で起こる緑内障）では片目、両目それぞれの場合があります。

開放隅角緑内障の場合は心配しなくても大丈夫です。また、閉塞偶角緑内障の場合は多くの薬に注意しなければなりません。
きちんと治療を行っていれば、ほとんど問題ありません。 気になる場合は、主治医に相談してください。

血圧と眼圧の高さには何の関係もありません。
たまに血圧が上がるときに眼圧もつられて上がりますが、これは一時的なショックなどの場合です。 ただ、高血圧になるような生活習慣（たとえば肥満）を送っていると、眼圧も高くなるという報告があります。 緑内障も生活習慣病の一つと考え、規則正しい生活を心がけてみても良いかもしれません。